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FileZillaでグループ権限(パーミッション)を一括で0にする

共用タイプのレンタルサーバーだとグループ権限(パーミッション)を0にすることが推奨されている場合があります。このようなサーバーの場合はグループ権限を0にしないと同じサーバーをレンタルしている別のユーザーからファイルを操作される可能性があります。(普通は他のユーザーのファイルを操作することはできないように設定されているはずですが、悪意あるユーザーがセキュリティの穴を突く可能性を考えると可能性はゼロではありません。)

実際、私が使っているロリポップレンタルサーバーは過去にパーミッション関係で大規模なハッキングが行われています。ロリポップでは簡単インストールというサービスを行っており、特にブログソフトウェアとして有名なWordPressのインストールで良く使われていたのですが、どうやら簡単インストールでインストールしたCGI(php)のグループ権限が不適切だったらしく、やり方によっては他のユーザーから操作可能だったそうです。そのため一人のブログに不正アクセスすることで、サーバー内の他のユーザーのブログまで改ざんすることが出来たそうです。

ところで、私が使っているFTPクライアントソフトのFileZillaでは、アップロード前にパーミッションを指定する方法が無く、デフォルトのパーミッションも変更できず、アップロードする度にパーミッションの設定をしなければなりません。アップロードしたファイルのパーミッションを一つ一つ設定するのは面倒だったのですが一括で設定する方法を見つけました。

まずサーバー上の全ファイルを選択し、右クリックで「ファイルのパーミッション(F)...」を選びます。

このような画面が出ると思います。

次のように変えます。
「数値(N)」を「x0x」にする
「サブディレクトリの中の再帰(U)」にチェックを入れる
「すべてのファイルとディレクトリに適用(P)」にチェックを入れる

これでOKを押せばサーバー上の全ファイルのパーミッションが更新されます。xを指定したところは元の設定のままなのでグループ権限以外は変更されません。これで少し楽に設定できるようになりました。